光音響測定装置(PAS)
(Photoacoustic Spectroscopy:PAS)
密閉されたセル内の試料に変調された赤外光を照射すると吸収された光エネルギーは熱となって再放出され、これが密閉セル内のガスに伝搬し粗密波が発生します。この粗密波を高感度マイクロフォンで検出し、光音響スペクトルに変換することが一般的です。このPAS法では試料がセル容器に入る大きさであれば、どのような形状であっても測定可能で光散乱・反射などの影響を受けることなく黒色物質や粉体の非破壊測定ができます。
新たに開発された超高感度PAS(光音響カンチレバー)検出器(PA-301)は固体や粉体以外に揮発性液体試料等もそのまま測定できます。
近赤外領域から遠赤外領域の幅広い波長範囲に対応します。 また、ステップスキャンFT-IRシステムにPAS検出器を用いることにより、フェイズモジュレーションPAS法(位相変調光音響分光法)が可能となります。位相変調周波数及びその位相角を制御することで、赤外光の深さ方向への位相遅れを生じたPAS信号の分離が可能となり深さ情報の分析ができます。
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