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パリ便り2014 - LLTech社訪問レポート

Paris Report — Oct. 30th–Nov. 2nd

日本人が青色発光ダイオードの発明でノーベル賞を受賞した2014年、フランスの国家プロジェクトとして分解能1μmという超高分解能の3次元画像撮像装置FF-OCTを開発したLL-Tech社の最新の装置を評価する目的で初秋のパリを訪問しました。

  夜の凱旋門

古くて新しいパリ

久しぶりに訪れたパリの街で感じたことは、シャンゼリゼ通りの店頭のディスプレイも、レストランの呼び込みも、ノートルダム寺院の“お静かに”という標識も、全て白色LEDであふれていることです。それを思うとやはり、今回の日本人のノーベル賞はすごい。果物や野菜のディスプレイも昼間太陽光で見るより、夜のLED部分照明の方が何か綺麗に、美味しそうに見えます。

フランス人は特に視覚的なデザインや色に敏感なのかもしれません。

一方フランス料理レストランのメニューもiPadで言語を選び、ドライアイスや湯気の立つ動画で温度を感じながら食べたい料理を選びます。

フラッシュ禁止の暗い寺院の中でも、デジカメの画像処理技術によりフラッシュをたかずにデジタル写真がきれいに撮れます。などなど歴史を大切にするフランス文化の中にアンバランスとも言える新しい科学技術を感じ取ることができ、時代は変わったものだとしみじみ感じました。

LLTech社ラボにて

そんな中、モンパルナス通りに面したコシャン病院の中のインキュベーションオフィスにラボを構えるLL-Tech社を訪問しました。 先日来日してセミナーを行ってくれたユージン女史が軽快にマウスを使って画像を浮かび上がらせます。最新の装置で皮膚の超高分解能断層画像を真皮までin-vivoで撮影できます。また、クリームを皮膚に塗った後、どこまで浸透したか、時間を追ってほぼリアルタイムで見ることが出来ます。さらに画像をアライメントすることにより、真の膜厚や屈折率を求めたり、弾性値を計算したりという計測器の役目も果たすことが可能です。

  Eugenie Dalimier
腕の皮膚のin-vivo測定 腕の皮膚のin-vivo測定の様子

2014パリの旅は、あらゆる意味で多様な変化に適応してきた人類の偉大さと大きな科学の進歩を感じさせるものでありました。

わが社も来年は20周年を迎えます。これからも変化に敏感に反応し、科学技術の進歩に少しでも貢献できるよう邁進していきたいと思います。

(執筆: 代表取締役 樋渡史子)

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