ハイパースペクトルカメラ OCI-1000

メーカー:BaySpec, Inc.

ハイパースペクトルカメラ OCI-1000
ハイパースペクトルカメラ OCI-1000

世界最小・最軽量 UAVタイプのハイパースペクトルカメラ

BaySpec社のOCI-1000は、小型・軽量でありながら高性能なハイパースペクトルイメージングが行える、これまでにない装置です。可視域から近赤外域までの連続スペクトルを、高分解能・高感度に測定します。
大型ハイエンド製品と同等の分光機能を、イメージセンサ上にチップレベルで組み込みました。これにより、ドローン(小型無人航空機)から生産ラインまで、あらゆる場所に設置可能な非常に軽量な装置となっています。
タッチスクリーンPC搭載の一体型ハンドヘルド装置のほか、カメラ部分のみのOEMタイプ、ドローン搭載用に小型PCとのセット販売も行っております。
OCI-1000は、プッシュブルーム方式 (下記参照) でイメージングを行いますので、航空機から地表を撮像したり、ベルトコンベア上の製品を検査するなど、高速で移動する対象物の測定に最適です。
※ハンドヘルドタイプは製造中止

対象分野

  • 自動車、自動車関連部材,リモートセンシング,イメージング(可視、近赤外、中赤外),医薬品,生体試料,食品

特長

  • プッシュブルーム方式 (ラインスキャン)
  • タッチスクリーンPC搭載の一体型をはじめ、超小型・超軽量のポータブル装置
  • 広角からマクロまで、多彩な対物レンズに対応 (Cマウント)
  • ベルトコンベアなど、対象が高速に移動するインライン測定に最適
  • 本体重量180 g より (OEMタイプ)

OEMタイプ

カメラ部分のみで非常にコンパクト、組み込み用途にも最適です。コンピュータとはUSB3.0で高速通信が可能です。

OEMタイプ

UAVタイプ

ハイパースペクトルカメラは、リモートセンシング技術と共に発展してきた歴史があります。従来は人工衛星やセスナ機に搭載していましたが、OCI シリーズは非常にコンパクトで軽量なため、小型のドローンに搭載してリモートセンシングが可能になります。

UAVタイプ

技術情報

ハイパースペクトルイメージング (分光イメージング) とは

従来のいわゆるカメラは、入射光の強度をそのままイメージセンサで検出します。
一方ハイパースペクトルカメラは、入射光を多数の狭帯域バンドに分割し、イメージセンサの各ピクセルにおいてスペクトルを取得します。
スペクトル中の注目ピークの強度をピクセルごとにプロットすることにより、分光イメージを得ることができます。
ハイパースペクトルイメージングによって得られるデータは、対象物の (x, y) 座標 、および波長 ・スペクトル強度の4次元のデータであるため、ハイパ ースペクトルキューブと呼ばれま す。(Hypercube: 超立方体)
ハイパースペクトルイメージングの掃引方式
ハイパースペクトルイメージング (分光イメージング) とは

ハイパースペクトルイメージングの掃引方式

ウィスクブルーム (whiskbroom) 方式は、データを1点ごとにセンサで検出し、ミラー等を用いてxおよびy方向に掃引してイメージを取得します。
プッシュブルーム (pushbroom) 方式は、アレイセンサを用いてx方向のデータをまとめて検出し、y方向に掃引してイメージを取得します (ラインスキャン)。掃引はミラーで行うほか、カメラを搭載した航空機で移動しながら測定したり、ベルトコンベア上を流れる対象物を連続測定したりすることも可能です。
スナップショット (snapshot) 方式は、2次元アレイセンサを用いて、xおよびy方向のデータを全て同時にイメージとして取得します (スキャン不要)。

ハイパースペクトルイメージングの掃引方式

関連リンク

関連製品

カテゴリ検索

製品検索

絞り込み検索

分野から探す

メーカーから探す

フリーワード検索