インテリア、エクステリア、道路上の評価まで法規基準の見栄えの評価に重要な光学特性を評価
自動車分野では多くの光学部品が適用され、システム性能に大きな影響を与え、時に開発のボトルネックとなっています。ここではいく つかの自動車向けのアプリケーションを例に挙げて、シノプシスが提供する各種測定器、LightTools(照明解析)、LucidShape(車載照明 光学設計)の連携解析が、設計開発の問題へのソリューションとなることをご紹介します。
-
Application1
-
Application2
-
Application3
-
Application4
『Application 1』テールランプの評価・見栄え
レギュレーション:テールランプの評価
▪REFLET、Mini-Diff V2/VPro:マイクロレンズアレイやリフレクターの散乱測定▪TIS Pro:ハウジングも含めた全光学部品の分光反射率測定
▪Light Tools:ECEレギュレーションに相当する光強度解析
テールランプの光学部品特性の測定値からリアルな性能の事前評価が可能
分光反射率を測定
散乱分布を測定
照度分布を測定
エクステリア:テールランプの見栄え
▪REFLET:マイクロレンズアレイやリフレクターの散乱測定▪LucidShape:自然光の環境での輝度解析
写実的かつ現実に近い見栄えの事前評価が可能!
『Application 2』インテリア:ダッシュボードの見栄え
▪REFLET:マイクロレンズアレイやリフレクターの散乱測定▪LucidShape:太陽光とフロントガラスを考慮した輝度解析
ダッシュボードの自然光の照り返しの事前評価が可能
反射散乱分布(BRDF)
輝度解析
『Application 3』走行環境の解析:道路標識の塗装面
▪Mini-Diff V2:塗装面の散乱測定▪LucidShape:道路標識の回帰反射の効果を照度解析で確認
回帰反射塗料による視認性向上の事前確認が可能
散乱測定、照度解析
白色部と赤色部の入射角20度のBRDF
照明設計解析
標識の50m前からヘッドライトで照明
標測定したBRDFをシミュレーションモデルに適用して輝度解析を実行
【左:回帰反射あり】
看板全体において高輝度で、特にヘッドランプがテラス左側が高く、視認性が良い
【右:回帰反射なし】
看板全体において低輝度で、ヘッドランプが照らす左側も低く、視認性が悪い
『Application 4』道路上の解析:ボディや道路標識の塗装面
▪Mini-Diff V2:車体塗装面の散乱測定▪LucidShape:LiDARセンサーに戻る受光信号の確認の照度解析で確認
ボディの近赤外波長特性を含めたLiDAR性能の事前確認が可能