labsphere社(ラブスフェア社)製スペクトラロンはテフロン粉末を圧縮し成型された拡散性・反射率に優れた拡散反射材料で、反射標準板として広く使われています。
様々な形状の光学部品として機械加工が可能であり、レーザーキャビティやリフレクターとしても、利用されています。
また、「JIS K 5602 塗膜の日射反射率の求め方」に標準白色板として紹介されています。
スペクトラロンは、従来の硫酸バリウム等と比較して、耐久性、反射率、拡散性に優れた画期的な拡散反射材料です。有効面はφ1.25インチとφ2インチの 2種類があり、公称反射率として99%、80%、75%、60%、50%、40%、20%、10%、5%、2%の10種類が用意されています。米国 NISTに準拠した反射率データが添付されます。「JIS K 5602 塗膜の日射反射率の求め方」に標準白色板として紹介されました。
反射標準より大きな反射面が必要な場合、反射ターゲットをご利用いただけます。公称反射率として99%、80%、75%、60%、50%、40%、20%、10%、5%、2%の10種類が用意されていて、サイズは2×2インチ、5×5インチ、10×10インチの3種類が用意されています。加えて、反射率99%・75%・50%については12×12インチ、18×18インチ、24×24インチの3種類があります。米国NISTにトレーサブルな反射率データが添付されます。
Labsphere社製Permaflect(パーマフレクト)は、LiDARテスト用ターゲットとして、あらゆる照明環境下において安定したグレースケールを提供する理想的な大型標準反射板です。Permaflectターゲット表面は、一様な分光反射特性を持ち、偏光特性が無く、蛍光を発さない疎水性の素材で構成されており、ランバート反射に極めて近い拡散反射を示します。また、物理的に堅牢で、熱的安定性、優れたUV耐性、対候性を備えているため、長期間にわたりオンサイトキャリブレーションにご使用いただけます。
スーパーブラックIRは、ポリウレタン樹脂で出来た耐摩耗性を有する光吸収用スウェードフィルムです。連続微細多孔質で表面積が大きく、幅広い波長範囲にわたって光を吸収し、反射・散乱も抑えます。可視域から赤外域まで反射率1.6%以下という、他に類を見ない遮光性を実現します。カメラや分光器などの光学製品や、インパネや液晶パネルなどの発光製品において、内部材として使用することで迷光・散乱光を抑えます。耐久性が高く、一般的な遮光・吸光材としてあらゆる用途にお使いいただけます。
積分球を用いた反射率測定は、内壁で拡散反射が繰り返されるため、検出角度に依存しない安定した反射率の測定が行えます。サンプル表面の質感、コーティング、組成などの要因が反射率に与える影響の評価が可能で、反射率の最大化がエネルギー効率の向上につながる太陽光エネルギー分野では欠かせない測定です。他にも美術品修復においては顔料の反射特性を測定することで正確な複製に役立ちます。研究、製造プロセス、品質管理など広い分野で応用可能な測定ツールです。
ラブスフェア社では、独自の技術を用いた拡散反射材と拡散反射コーティングにより、優れた拡散性を持つ積分球や標準反射板の製造を行っております。高い反射率と拡散性に優れたスペクトラフレクトコーティング、耐久性・耐候性に優れたパーマフレクトコーティング、赤外用のインフラゴールドコーティング、拡散性・耐久性 耐候性に優れた拡散材料のスペクトラロンが用意されており、用途に適した拡散材をご提案いたします。