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メーカー:Specac Ltd
最も使いやすい FT-IR・近赤外用液体透過測定セルシステム
Pearl (パール) はラボにおける中赤外および近赤外分光測定用にデザインされた、高性能透過測定アクセサリです。革新的な水平保持および開閉機構により、従来の液体セルの多くの問題を解決します。
サンプリングは、下部窓に試料を滴下し、上部窓をかぶせるだけで完了します。従来のセルのようにシリンジで注入する必要がないため、試料の取り扱いが簡単で、試料交換やクリーニングも容易です。
窓は簡単に交換することが可能です。下部窓のみの交換 (数秒程度) で光路長の変更、および平面/ウェッジタイプ間の変更ができます。
試料をシリンジで注入しにくい、気泡が入る
従来の液体セルは、セルが組み上がった状態で試料をシリンジで注入する必要があります。気泡が入りやすいほか、スペーサが薄かったり試料の粘度が高い場合は注入自体が難しくなります。
パール (pearl) は下部窓に試料を滴下し、上部窓をかぶせるだけでサンプリングが完了します。光路長や試料の粘度にかかわらず簡単に取り扱えます。気泡も入りにくく、入ってしまった場合でも上からのぞいて簡単に確認できます。
試料の交換・セルの洗浄が面倒
従来の液体セル (固定セル) は、分解できないため、溶媒や次の試料を繰り返し注入して洗浄・試料交換を行う必要があります。
従来の液体セル (組立セル) は、分解・洗浄が可能ですが、組み直した後に光路長の確認が必要です。
パール (pearl) はセルを全開にして、簡単に洗浄が可能です。光路長の再現性が高いため、開閉時に光路長の確認は不要です。
溶媒によってダメージを受けてしまう
従来の液体セルは、窓材以外にシール材・ガスケット・スペーサ等の部材が使用されており、使用する溶媒によってダメージを受けてしまう可能性があります。
パール (pearl) は窓板以外の部材を使用していないので、多くの溶媒に耐性があり、安心して使うことができます。
薄いスペーサは取扱い困難
従来の液体セルは、金属製や樹脂製のスペーサを用いて光路長を設定します。数μm程度の薄いものになると、すぐに曲がったりしわになったりしてしまい、取り扱いが困難です。
パール (pearl) はスペーサを使用していないので、取り扱いが容易です。また、光路長の変更は下部窓の交換だけで、数秒で行うことが可能です。
アパーチャ径: 10 mm
セル窓: ZnSe, CaF2 (平面タイプまたはウェッジタイプ)
光路長: 25, 50, 100, 200, 500, 1000 μm
光路長精度: < 5 μm (同一セルにおける再現性 << 1 μm)