液体ヘリウム蒸発防止装置 JHRSシリーズ
※日本サーマルエンジニアリングのHe蒸発防止装置事業をシステムズエンジニアリングが買収しました
NMR等の超電導電磁石 (SCM) クライオスタットの液体ヘリウムの蒸発を防止する為の装置です。
SCMクライオスタットの液体ヘリウム槽に、極低温冷凍機付クライオスタットを接続して冷却します。 クライオスタット内の圧力を検知し、圧力信号に応じて冷凍能力を制御することで、液体ヘリウム及び液体窒素を一定に保ちます。
装置運転時の冷凍機の振動は、除振構造により最小限に抑え、凝縮運転中でも測定に影響を与えません。
特許出願中 特願2005-238892
写真提供:徳島文理大学様
※写真は参考です。
NMR、超電導マグネット
電子顕微鏡用検出器
クリンルーム室内の設備
標準納期:4ヶ月
※搬入・設置条件等ご相談ください。
凝縮ユニット(冷凍機・クライオスタット)
ヘリウム圧縮機(水冷)
コントローラー
専用架台
ターボ分子ポンプ
液体窒素用液面センサー(JHRS-100CW-Nのみ)
冷却水循環装置
冷凍機ヘッド: 10,000H/1回
ヘリウム圧縮機: 30,000H/1回
その他: 適宜
型式 | JHRS-100CW-0 | JHRS-100CW-N | |
蒸発防止能力 | 液体He | 1.7L/day | |
液体N2 | ― | 15/17L/day | |
対象マグネット | 600MHzマグネット以下 *FT-MS対応可、MRI対応不可 | ||
振動 | 標準サンプル (クロロホルム)を積算16回で測定して、 ノイズがクロロホルムのピークの1%以下であること | ||
電源 | 三相AC200V 土 10% SOA以上及び30A以上のブレーカー (それぞれ1基、 計2基) | ||
消費電力 | 三相AC200 V (合計)11.6/12.7kW (50/60Hz) | ||
温度/湿度 | 室内 | 10~28℃/25~80%RH(結露無きこと) | |
屋外 | -5~+43℃ (直射日光が当たらないこと、 風雨が直接当たらないこと) | ||
冷却水 | •水量:4~10.0L/min ·入力水圧:0.1~0.69MPa以下 ・入力水温:4~28℃ *本装置(標準仕様)は上記仕様を満たす冷却水循環装置を付厩しています | ||
冷凍機搭載型 クライオスタット | 冷凍方式/能力 | GMサイクル方式 (2段式)/1.0W at 4.2K (2段ステ ー ジ) | |
冷凍機用圧縮機 | 冷却方式 | 水冷式 | |
コントローラー | 制御 | シ ー ケンス制御 (10.4インチタッチパネル) | |
機能 | 圧力表示、 温度表示、 アラーム表示、 運転時間表示、 圧力制御、 データロギング、 各ユニット遠隔操作、 自 動復帰機能 (選択可) | ||
冷却水循環装置 | 種別/能力 | 一体型/8.7kW | |
その他付属 | 専用架台、 真空排気装匿 (TMP)、 ケーブル類、 冷却水チュ ーブ、 安全弁、 チェック弁、 圧カセンサー、 ア センブリホース (標準:10M X 2)、 電源トランス、 圧縮機用防音BOX | ||
メンテナンス (カッコ内は推奨サイクル) | 冷凍機ユニット (10,000H/1回)、 ヘリウム圧縮機 (30,000H/1回)、 安全弁・チェック弁及び圧カセンサー (50,000H/1回) *その他、 適宜 |